チャレンジレポート109
発行は8月なのですが、ホームページに載せておりませんでしたので掲載いたします。
バリアチェック!〜身近な「壁(バリア)」をなくすために〜
「バリアフリー」というと、建物の段差のない出入り口などをイメージする方も多いと思います。バリアとは障壁や壁という意味で、私たちの身の回りには、物理的な壁(バリア)以外にも様々なバリアがあります。
生活者ネットワークは「バリアチェックでまちに繰り出す5つのアクション」として、どのようなバリアが社会にあるのか調査点検して政策提案につなげる活動をしています。東大和では今回、福祉のまちづくりの視点で、市内の公園や歩道を実際に歩き調査して来ました。
<歩道調査>東大和市内、やままも通りを調査しました。
<公園調査>東大和市内、野火止緑道、上仲原公園、立野中央公園、立野公園などを調査しました。
東大和市議会議員じつかわ圭子の6月議会報告
<一般質問>
○公園について
地域環境力活性化事業補助金を利用して、市内の公園や緑地の木の伐採が進められています。ナラ枯れ対策と同時に、老木・大木を安全管理上、伐採したとのことです。どの公園のどの木を切るかは、長期的な整備計画に基づくものではありません。日陰を作り、憩いの場としていた市民に対し、事前の周知や木を切った後の計画(植樹をするのか、萌芽更新を進めるかなど)の説明が不十分だと言わざるを得ません。
昨年度90本が伐採された上仲原公園では、公園全体の整備を進める中で、予算の関係で先行して木を切ることになった、との説明がありました。現地に「木を切った経緯や事業の計画、目指す姿などの説明」をわかるように掲示すること求めました。
武蔵野の雑木林は、かつて、炭や薪に利用され、大木にならないうちに伐採され、新しい芽を育てる萌芽更新を繰り返し、保たれてきました。炭や薪の需要がなくなり、自然保護のもと、木が切られずに大木になっているのが現状です。今後の計画をしっかりと示すよう求めていきます。
○地域で自立した生活を送るための支援について
認知症や障がいがある方が、地域で自立した生活をおくれるよう、様々な福祉サービスがあります。判断力が十分でない方が、どの福祉サービスを使えば良いのか、契約の支援、重要な書類の保管、日常の金銭管理など、不利益を被らないように地域福祉権利擁護事業が社会福祉協議会への補助事業として行われています。視覚障害者や身体障害者、病気の方など、判断力はあるが支援が必要な方も利用したいとの要望があり、利用範囲拡大について質問しました。現在、この事業を担う生活支援員が不足しており、人員体制の課題があることが分かりました。
寄り添い型の支援を充実し、地域共生社会めざしていく方向性は示されていますが、誰が担っていくのか、が大きな課題です。専門性、継続性を考慮して、支援団体との連携をすすめていくことを求めます。